こんにちは!!IT業界に未経験で転職したパグプーです🐶
転職前に独学でITを勉強しましたが、実際に仕事を始めてみると、こんな疑問が出てきました。
「ITの専門用語って、なんとなくの理解で使ってしまうことが多くないですか?」
「勉強した知識を、実際の業務でどう使うのかイメージしづらいことってありませんか?」
このサイトでは、私自身が「これってどういう意味なんだろう?」と感じたIT用語を、できるだけわかりやすく紹介・解説していきます。
今回のテーマは「アクセスポイント」です。
私たちは日常的にWi‑Fiを使ってインターネットにつながっていますが、その裏側で「アクセスポイント」がどれほど重要な役割を果たしているかを意識する機会は多くありません。
実は、「アクセスポイント」はあなたのスマホやPCとインターネットをつなぐ要の存在です。
本記事では、アクセスポイントがどのように通信を中継し、どんな仕組みでインターネットへ接続しているのかをわかりやすく解説します。さらに、なぜときどきネットワークがつながりにくくなるのか、その理由も理解できるようになります。
アクセスポイントの概要
アクセスポイントの役割
アクセスポイント(AP)とは、スマホやPCなどの無線端末を、有線ネットワークやインターネットにつなぐ、Wi-Fiの入り口のことです。
無線端末からインターネットまでの接続の流れを簡単に表すと以下の通りです。
———————————
スマホ・PC
↓ <Wi-Fi>
アクセスポイント
↓ <有線LAN>
ルーター/社内ネットワーク
↓ <回線>
インターネット
———————————
アクセスポイントの主な役割は次の3つです。
●Wi-Fi電波を出す
●端末をネットワークに参加させる
●無線から有線へ通信を中継する → アクセスポイントから先は基本すべて有線です!
この節では、無線端末からインターネットまでの接続の流れを上記のとおり簡単に表しましたが、実際には企業ネットワークと家庭ネットワークで接続の流れが異なります。これにより、アクセスポイントの位置付けも異なります。「ルーター=アクセスポイント」といったよくある勘違いの原因として、この違いを理解していないことが考えられます。
企業ネットワークにおけるアクセスポイントの位置付け
企業ネットワークの典型的な構成は以下の通りです。
アクセスポイントは、無線端末とL2スイッチ間に位置し、無線端末とはWi-Fi(無線)で、L2スイッチとはLANケーブル(有線)で接続されています。
———————————
スマホ・PC
↓ <Wi-Fi>
アクセスポイント
↓ <有線LAN>
L2スイッチ
↓ <有線LAN>
L3スイッチ
↓ <有線LAN>
ファイアウォール
↓ <有線LAN>
ルーター
↓ <回線(光など)>
インターネット
———————————
それぞれの機器の役割は以下の通りです。
| 機器 | 役割 |
| アクセスポイント(AP) | スマホやPCを無線(Wi-Fi)で社内ネットワークに入れる入口で、無線と有線をつなぐ。 |
| L2スイッチ | 同じネットワーク内の機器を束ねる集線装置で、フロア単位で端末やAPをまとめる。 |
| L3スイッチ | 異なるネットワーク同士を中継する社内の交通整理係で、部署間やVLAN間をつなぐ。 |
| ファイアウォール(FW) | 外部からの攻撃を防ぐ門番で、通信可否を判断している。 |
| ルーター | 社内ネットワークとインターネット(社外)をつなぐ出口。 |
家庭ネットワークにおけるアクセスポイントの位置付け
家庭ネットワークの典型的な構成は以下の通りです。
———————————
スマホ・PC
↓ <Wi-Fi>
家庭用Wi-Fiルーター
↓ <有線LAN>
ONU(光回線終端装置)
↓ <光回線>
インターネット
———————————
それぞれの機器の役割は以下の通りです。
| 機器 | 役割 |
| 家庭用Wi-Fiルーター | 企業ネットワークにおけるアクセスポイントからルーターまでの役割を担っている(機能を持っている)。 |
| ONU(光回線終端装置) | 光回線とLANの変換器。 |
このように、家庭ネットワークでは、家庭用Wi-Fiルーターがアクセスポイントからルーターまでの機能を持っているため、「ルーター=アクセスポイント」といった勘違いが生じやすくなります。
なお、企業と家庭でネットワーク構成が異なる主な理由は次の4つです。
①接続台数の違い
→家庭では数台であるのに対して、企業では数百から数千台です。この多大な数を一台ですべて処理することは不可能なため、企業ネットワークでは役割を分担しています。
②ネットワーク障害による影響の違い
→家庭ではWebサービスを利用できないレベルですが、企業では業務停止や売上損失につながってしまいます。そのため、ネットワーク構成を冗長化・分散化する必要があります。
③セキュリティ要求の違い
→家庭では基本甘くても問題ありませんが、企業では情報漏洩が重大事故につながる可能性があります。そのため、専用ファイアウォール等が必要です。
④管理の必要性
→家庭では誰が接続しているのか気にしませんが、企業では誰が・どこで・何に接続しているかを把握する必要があります。
[Q] アクセスポイント=ルーター?
[A] 違います。家庭ネットワークではアクセスポイントとルーターが一体化しているだけであって、企業ネットワークでは完全に別機器です。
[Q] アクセスポイントを設置すればインターネットにつながる?
[A] アクセスポイント単体では不可能です。必ずルーターと回線が必要です。
[Q] アクセスポイントの知識をどう活かせる?
[A] ネットワークにつながりにくい原因の切り分けができるようになります。
切り分けの簡単な判断基準は以下の通りです。
| 症状 | 原因候補 |
| 特定エリアだけつながりにくい | アクセスポイント側 →アクセスポイントの設置位置が悪い |
| 人が増えると不安定になる | アクセスポイント側 →アクセスポイントの接続可能台数を超過している |
| 有線も遅い | 回線側 →インターネット全体が遅い |


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