ドメインとは?

全般基礎

IT関連の業務に携わった人はもちろん、携わったことがない人でもネット検索やメールアドレスを利用する際に「ドメイン」という用語を聞いたことがあると思います。では「ドメイン」といったら何を示すのでしょうか?わたしは、インターネット上の住所やメールアドレスの@の後ろでしょなど曖昧に理解していました…💦
皆さんにはそうなってもらわないために、本記事では「ドメイン」とは何か明確に答えられるように解説していきます。そして、どのような場面で「ドメイン」の知識を活用できるかも解説します。

ドメインの概要

ドメインとは、インターネット上に存在するサーバを識別するための文字列のことです。
例えば、あなたが今読んでいるこの記事を表示するには、記事のデータが置いてあるサーバにアクセスする必要があります。そのとき、そのサーバがインターネット上のどこにあるのかを示す“住所”の役割をするのがドメインです。
つまり、ドメインがあるおかげで、あなたのPCは迷わず正しいサーバにたどり着き、この記事を表示できます。

ドメインは世界中で使われており、全世界で重複して使われないように、ICANNという組織によって一元的に発行・管理されています。ドメイン=住所なので重複しないようにするのは当然ですね!

[Q] URLやメールアドレスとの関係は?

[A] ドメインはURLやメールアドレスを構成する文字列の一部です。

例えば、次のURLとメールアドレスのうち、ドメインはどれでしょうか?
①https://pugpoo-it.com/AAA/
②AAA@pugpoo-it.co.jp

正解は…!!
①https://pugpoo-it.com/domain/
②AAA@pugpoo-it.co.jp

【①の解説】
ここでは、URLの構成を理解することが大切です。
URLの構成を簡潔に表すと以下の通りになります。
通信方式://ドメイン名/ファイルのパス

構成要素説明具体例
通信方式どの方法でサーバと通信するかを示す。ブラウザが「どうやってアクセスするか」を決める部分。・https://
・http://
ドメイン名データが置かれているサーバを識別するための名前。インターネット上の住所のようなもの。・pugpoo-it.com
・pugpoo-it.co.jp
ファイルのパスサーバの中で、どのファイルやページを取得するかを示す場所。フォルダ構造のようなもの。・/images/logo.png
・/blog/2025/atricle.html

つまり、URLは右に進むにつれてファイルの保管場所を細かく特定しているのです。私たちの住所も都道府県→市町村→番地と細かくなっていきますよね?URLも大まかには住所と同じ構成であると思っていただけるとイメージしやすいかと思います!

【②の解説】
こちらも、メールアドレスの構成を理解することが大切です。
メールアドレスの構成を簡潔に表すと以下の通りになります。
ローカルパート@ドメイン名

構成要素説明具体例
ローカルパートメールボックスを識別する名前。ユーザー名のようなもの。ユーザー側で自由に決めることができる。・AAA
・taro(ユーザー名)
・contact(組織の窓口用で使用されることが多い)
@ローカルパートとドメイン名を区切る記号。
ドメイン名メールを受け取るサーバを識別する名前。サービス提供側が決めているため、ユーザー側で自由に決めることはできない。・pugpoo-it.com
・pugpoo-it.co.jp

実際にみなさんが使用されているメールアドレスはどうでしょうか?
ローカルパートはご自身のお名前など自由に決めることができた一方で、ドメイン名は固定だったかと思います。

[Q] サブドメインとの違いは?

[A] サブドメインとは、ドメインの下位の領域を表し、ドメイン名の左側にある文字列です。

例えば、次のURLとメールアドレスのうち、サブドメインはどれでしょうか?
①https://www.pugpoo-it.com/domain/
②AAA@pug.poodle.pugpoo-it.co.jp

正解は…!!
①https://www.pugpoo-it.com/domain/
②AAA@pug.poodle.pugpoo-it.co.jp

【解説】
ドメイン名の左側のドット(.)より左側にある文字列がサブドメイン名です。②のように複数のサブドメインが存在する場合もあります。サブドメインの役割は、1つのドメインを用途ごとに分割し、管理しやすくすることです。したがって、ドメイン管理者でない限り、サブドメインは特に気にしなくて問題ないと思います!
ただし、鋭い方はここで「www.pugpoo-it.comがドメインに該当しないのか」や「comがドメインで、wwwとpugpoo-itがサブドメインに該当するのではないか」といった疑問を持つと思います。これらの疑問はQ3で解説します。

[Q] comやco.jpとは?

[A] Public Suffix(パブリックサフィックス)と呼ばれる、誰も所有できず、その左側に初めて登録可能なドメインが来る“境界”となる階層のことです。

例えば、次の3つのドメインのうち、Public Suffixはどれでしょうか?
①pugpoo-it.com
②pugpoo-it.co.jp
③pugpoo-it.ac.uk

正解は…!!
①pugpoo-it.com
②pugpoo-it.co.jp
③pugpoo-it.ac.uk

【解説】
ここでは、ドメイン(サブドメイン含む)の細かい構成を理解することが大切です。
ドメインの構成を簡潔に表すと以下の通りになります。
サブドメイン.登録ドメイン.Public Suffix

構成要素説明具体例
サブドメイン登録ドメインより左側にあるすべての階層。登録ドメインの管理者は用途に応じて自由に作成できる。www.pugpoo-it.com
blog.pugpooo-it.co.jp
登録ドメインPublic Suffix の直上にある階層。手続きさえ踏めば誰もが取得できるドメイン。・www.pugpoo-it.com
・blog.pugpooo-it.co.jp
Public Suffix登録不可の階層。レジストリが管理し、その左側に初めて登録可能なドメインが来る境界。・www.pugpoo-it.com
・blog.pugpooo-it.co.jp

※レジストリ…Public Suffixを管理・運営する公式機関のことです。例えば、「.jp」を管理するJPRS(日本レジストリサービス)や「.uk」を管理するNominet UKなどが挙げられます。

ここで重要なことは、Public Suffixを知っているかどうかです。なぜなら、Public Suffixを知っていることで、自然と登録ドメインとサブドメインを見分けることができるからです。ではドメインのうちどれがPublic Suffixかを見分ける方法はあるのでしょうか?…
あります!それは世界中のPublic Suffixを管理しているMozilla Foundation(モジラ財団)の公式サイトで確認できます。あるいはAIに質問することで簡単にわかるかもしれません!

[Q] ドメインの知識はどう活かせる?

[A] Webサイトのなりすましを見抜くのに活かすことができます。

多くの法人や会社は、ドメイン名に法人名や会社名を利用しています。
例えば、A社を名乗るWebサイトのドメインが「A.com」であれば、A社の正規サイトである可能性が高いです。一方でドメインが「B.com」の場合は、A社のなりすましである可能性が高いです。

しかし、ドメインを確認するだけで確実に見抜けるわけではありません。なぜなら、以下のようなドメインも登録できるからです。
・support-A.com → A.com に support- を追加することでA社の正規サイトのように見せる
・A.example.com → サブドメインを A にすることでA社の正規サイトのようにみせる

したがって、Webサイトのなりすましの判断材料の一つとして、ドメイン確認を実施してください。なお、その他の有効な対策として、
・本文の日本語を確認する(不自然な場合、なりすましの可能性が高い)
・本文の内容を確認する(個人情報やクレジットカード情報を急かす場合、なりすましの可能性が高い)
・A社のなりすまし注意喚起情報を確認する 
などが挙げられます。

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